おもに不動産に関する資産管理をおこなう業務のことです。
不動産オーナ、投資家、アセットマネージャーに代わり、個別不動産の資産価値を向上させるために、建物の維持管理、計画の立案、最適な運営戦略をすることです。

不動産投資における所有と経営の分離という考え方から、所有する不動産全体の資産効率を高めるアセットマネジメント（AM）業務と、不動産価値の維持向上と不動産賃貸収益の最大化を図るプロパティマネジメント（PM）業務の概念が導入されました。

プロパティマネジメント（PM）は、ビルディング・マネジメント（BM）、リーシング・マネジメント（LM）、コンストラクション・マネジメント（CM）を含む一体化した概念として捉えるのが一般的です。

これまでの日本国内ではビルディング・マネジメント（BM)そのものをプロパティマネジメントとしてとらえ、ビルディング・マネジメント（BM）単独かあるいはコンストラクション・マネジメント（CM）を含めてプロパティマネジメントと呼ぶこともあり、リーシング・マネジメント（LM)を含まないのが一般的でした。

不動産を取り巻く状況は昨今極めて変化しており、まさに不動産変革の時代を迎えています。不動産の流動化・証券化の進展により、より高い賃料が得られ、安定した稼動を見込める総合的な管理・運営能力が求められる時代に突入しています。
これからのプロパティマネジメントは、ビルディング・マネジメント（BM）、リーシング・マネジメント（LM）、コンストラクション・マネジメント（CM）が一本化した総合的な能力が重要です。